疑念払拭へ、Linuxの開発プロセス変更
OSDLは、Linuxカーネルにどの開発者がどんな貢献をしたかの記録となる「Developer's Certificate of Origin」(DCO)を導入すると発表。SCOがLinux攻撃を展開する中、「オリジナルのLinuxコードにまつわる疑念払拭に向けた役割を果たすものだ」という。リーナス・トーバルズ氏を擁するLinux推進団体Open Source Development Labs(OSDL)は5月24日、Linuxカーネルの提出プロセスを強化し、どの開発者がどんな貢献をしたかの記録となる「Developer's Certificate of Origin」(DCO)を導入すると発表した。米SCO GroupによるLinux批判を受けた措置。
新プロセスの下では、適切なオープンソースライセンスに基づき貢献することをDCOで宣誓した人物のみが、Linuxカーネルに貢献できると規定。
というわけで、Linuxカーネルは誰でも変更できるというわけではなくなりました。
特許などの知的財産権とのからみがある以上しょうがないのですが、ちょっとさびしいですね。
ちなみに、パッチを独自に公開するのは問題ないし、宣誓さえすればいいので、大丈夫といえば大丈夫なんですが。
ただ、サブマリン特許が問題となってくるのは確かでしょう。
JPEGにも特許がという話が出てきたわけだし。